「ブランディング」とは?

「ブランディング」という言葉、web制作の現場でもよく耳にしますが、今回は、具体的にどういったことなのか、その重要性やブランド構築の要素などを見ていきたいと思います。

目次

ブランディングとは

企業や製品、サービスに対する「全体的なイメージ」を作り上げるプロセスです。
この「イメージ」は、視覚的な要素(ロゴ、デザイン、カラー)だけでなく、企業が提供する体験、価値観を通じて形成されます。他社との差別化を図るための重要な手段となります。

ブランディングの重要性

ブランディングがどんなことに役立つのか…

認知度の向上

強力なブランドは、顧客にとって一目でわかる存在になります。例えば、Appleのリンゴマークを見た瞬間、多くの人はその製品が高品質であり、デザインに優れ、使いやすいものであると感じます。このように、視覚的な要素がブランドの認知度を高め、顧客が迷わずに選択する要因となります。

信頼の構築

ブランドが一貫したメッセージを発信し続けることで、顧客との信頼関係が築かれます。
例えば、スターバックスはどの店舗でも同じ品質のコーヒーとサービスを提供することで、顧客に対して安定した体験を約束しています。このような信頼が、顧客がリピーターとなる理由の一つです。

ファンを獲得

ブランディングは単なる商取引を超えて、顧客との感情的なつながりを生み出します。これにより、顧客は単なる消費者ではなく、ブランドの「ファン」となり、積極的にそのブランドを支持するようになります。

ブランド構築の要素

ブランディングに必要な要素…

視覚的アイデンティティ

ロゴ、カラー、デザインなどの視覚的要素は、ブランドの第一印象を形成します。
例えば、コカ・コーラと言えば赤ですよね。
様々な媒体で印象的に赤を使うことで、企業カラーとして浸透し、ブランドのアイデンティティとなっています。そうすることで、顧客は記憶し、そのカラーのドリンクを見ただけで多くの人が瞬時にコカ・コーラを思い出すことができ、顧客が商品を選択する際に有利に働きます。

ブランドメッセージ

ブランドメッセージは、企業が顧客に伝えたい価値観や使命を言葉で表現したものです。このメッセージは、一貫して発信されることで、顧客の心に深く刻まれ、ブランドイメージを形づくるとても重要な要素と言えます。
特にweb制作では、HPのKVにキャッチコピーとしてブランドメッセージを置きますよね。

ブランドメッセージの例:

1. 資生堂
「一瞬も一生も美しく」

2. ミツカン
「やがて、いのちに変わるもの。」

3.カルピス
「カラダにピース。」

4.LUMINE(ルミネ)
「わたしらしくをあたらしく」

5.マクドナルド
「i’m lovin’ it」

参考:
https://fungry.co.jp/cnaps/blog/corporate-catchphrase/

顧客体験

ブランドは、製品やサービスを通じて提供される顧客体験によって強化されます。顧客がブランドと接するすべての瞬間が、そのブランドのイメージを形作ります。
ウェブサイトのデザインや機能、ユーザビリティは、まさに顧客体験に大きく影響されます。

まとめ

ブランディングは、単なる装飾ではなく、戦略的な要素です。強力なブランドを築くことで、企業は顧客の信頼を獲得し、長期的な成長につながります。
web制作の場でも、クライアントと協力してもっとブランディングに力を入れていきたいなと思いました。
次はweb制作現場におけるブランディングのプロセスをまとめたいと思います。

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