これだけは知っておきたい!Linuxコマンド20選

エンジニアとして仕事をする上で、最低限知っておいた方がよいLinuxコマンドを紹介します。

目次

ls

「ls」は、「list segments」の意味で、現在いるディレクトリの情報を表示するコマンドです。

$ ls

と入力することで、現在いるディレクトリのフォルダやファイルを確認することができます。

lsコマンドには多くのオプションが存在します。

例えば、末尾に「-a」オプションを付け加えた場合、

$ ls -a

と入力することで、ディレクトリ内の隠しファイルなどの全てのファイルを表示できます。

よく使うオプションには以下のようなものがあります。

-a すべて表示する
-l
ファイルの詳細も表示する
-t
更新時間順に表示する
-S
ファイルサイズ順でソートする
–full-time
タイムスタンプの詳細を表示する
–help ヘルプの表示

pwd

「pwd」は、現在操作しているディレクトリを表示するコマンドです。

$ pwd

と入力することで、現在いるディレクトリを確認することができます。

Linuxを扱っていると、どのディレクトリで作業しているかわからなくなった場合には「pwd」を使うと役立ちます。

cd

「cd」は、ディレクトリを移動するときに使うコマンドです。

例えば、今いるディレクトリから1つ上の階層であるディレクトリ「user」へ移動する(相対パスによる移動)ときは、

$ cd user

と入力することで、ディレクトリ「user」へ移動できます。

また、絶対パスとは、今いるディレクトリとは関係なく、一番上のディレクトリからみてどの位置かを示す方法です。

絶対パスは「/」から始まり、例えば、一番上のディレクトリ「home」へ移動する場合は以下のようなコマンドになります。

$ cd /home

mkdir / rmdir

「mkdir」は、「make directory」を示し、ディレクトリを作成するコマンドです。

例えば、ディレクトリ「test」を作成するときは、以下のコマンドを実行します。

$ mkdir test

一方、「rmdir」は、「remove directory」を示し、ディレクトリを削除するコマンドです。

例えば、先ほど作成したディレクトリ「test」を削除するときは、以下のコマンドを実行します。

$ rmdir test

cat

「cat」は、ファイルの中身を閲覧するときに使うコマンドです。

例えば、ファイル「userlist」をみたいときは、以下のコマンドを実行します。

$ cat userlist

catは、「concatenate」(連結する)の略で、ファイルを結合することもできます。

例えば、ファイル「fileA」とファイル「fileB」を連結するには、以下のコマンドを実行します。

$ cat fileA fileB

ifconfig

「ifconfig」は、コンピュータが接続されているネットワークの状況を確認するときに使うコマンドです。

$ ifconfig

オプション「-a」をつけることで、全てのアダプタを表示することもできます。

rm

「rm」は、ファイルやディレクトリを削除するときに使うコマンドです。

例えば、ファイル「list」を削除したいときは、以下のコマンドを実行します。

$ rm list

cp

「cp」は、「copy」の略で、ファイルをコピーするときに使うコマンドです。

$ cp コピー元 コピー先

例えば、ファイル「fileA」をファイル「fileB」にコピーするためには、以下のコマンドを実行します。

$ cp fileA fileB

vi

「vi」は、Linuxに搭載されている標準のテキストエディタを起動するコマンドです。

例えば、ファイル「test.txt」をテキストエディタで開きたいときは、以下のコマンドを実行します。

$ vi test.txt

history

「history」は、これまでにコマンド入力した履歴を表示したいときに使うコマンドです。

$ history

コマンド履歴を削除したい場合には、オプション「-c」をつけます。

$ history -c

touch

「touch」は、ファイルのタイムスタンプを変更したいときに使うコマンドです。

$ touch ファイル名

また、存在しないファイル名を指定した場合には、中身のないファイルを新規作成できるコマンドです。

例えば、ファイル「newfile」を作成したいときには、以下のコマンドを実行します。

$ touch newfile

chmod

「chmod」は、ファイルやフォルダのパーミッション、アクセス権限を設定するときに使うコマンドです。

$ chmod アクセス権限 ファイル名

例えば、ディレクトリ「test」内のuser.txtのアクセス権限を、全ての利用者が全ての権限を持つようにするためには、以下のコマンドを実行します。

$ chmod 777 test/user.txt

diff

「diff」は、ファイルとファイルの差分を確認するときに使うコマンドです。

$ diff 比較したい1つ目のファイル名 比較したい2つ目のファイル名

例えば、ディレクトリ「test」内のuserA.txtとuserB.txtの差異を確認するためには、以下のコマンドを実行します。

$ diff test/userA.txt test/userB.txt

df

「df」は、ディスクの容量を確認するときに使うコマンドです。

$ df

例えば、ディレクトリ「test」内の容量を確認するためには、以下のコマンドを実行します。

$ df test

grep

「grep」は、ファイルの中の文字列を検索するときに使うコマンドです。

$ grep 検索する正規表現 ファイル名

例えば、ディレクトリ「test」内の全てのファイルから、uから始まってrで終わる文字を検索する場合には、以下のコマンドを実行します。

$ grep u.*r test/

man

「man」は、マニュアルを確認するときに使うコマンドです。

Linuxには、マニュアルとして、さまざまな機能やディレクトリの使い方が格納されています。

例えば、コマンド「man」のマニュアルを確認したい時は、以下のコマンドを実行します。

$ man man

kill

「kill」は現在実行しているプロセスを終了するコマンドです。

$ kill プロセス名

プロセス名を確認するためには、コマンド「ps」で確認できます。

ps

「ps」は、実行しているプロセスを確認するときに使うコマンドです。

たとえば、全てのプロセスを確認する際にはオプション「-a」を使用し、以下のコマンドを実行します。

$ ps -a

date

「date」は、現在の日時を表示するためのコマンドです。

$ date

また、日時の設定もすることができます。2022年8月31日午前9時30分に設定する場合には、以下のコマンドになります。

$ date 083109302022

clear

「clear」は、画面上の表示をリセットするときに使うコマンドです。

$ clear
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