webデザイナーのためのGit入門①

2024年3月11日

Gitとは何か

Gitとは、バージョン管理システムの一つです。
ファイルの変更履歴を記録し、複数の人々が同じファイルを効果的に共同作業できるようにするツールになります。

Gitを使用するメリット

・最新ファイルがすぐにわかる
・バックアップファイルを大量に残す必要がない
・第三者にコードチェックをしてもらえる

基本的な操作方法

1.Gitをインストールする

macの場合：
Gitをインストールする方法は様々ありますが、Homebrewを使ってGitのインストールを行うのが簡単です。
Homebrewをインストールしていない場合、以下のHomebrew公式サイトにアクセスして、インストールコマンドをコピーしてください。
※HomebrewはmacOS上で動作するパッケージ管理ツールで、このHomebrewを用いて様々なパッケージをインストールすることができます。

https://brew.sh/

「⌘ + スペースキー」でスポットライト検索で「ターミナル」を検索し、立ち上げ、上記でコピーしたコードを貼り付けます。
インストール時にPCのログインパスワードを求められます。インストールには2~3分ほどかかります。

Homebrewがインストールできたら、brew install gitコマンドを実行すると、Gitをインストールできます。

2.GitHubのアカウント作成

Gitはバージョン管理システムで、GitHubとは、Gitの仕組みをそのまま利用して、オンライン上でソースコードやその変更履歴を共有・管理できるサービスです。

GitHubのサイトにアクセスし、アカウントを作成します。
https://github.co.jp/

3.リモートリポジトリを作成

GitHubのアカウントを作成したら、ログインし、リポートリポジトリを作成します。

PublicかPrivateか選択できます。Publicにすると、全世界に公開されてしまうので、基本的にはPrivateを選択します。

4.ローカルリポジトリを作成

ローカルリポジトリの作成など、GitHubは本来コマンドでの操作が必要ですが、GitHub Desktopを使うことでより簡単に扱えるようになります。
（コマンド操作に慣れている方は、そちらの方が速いかもしれません。）
GitHubデスクトップを下記からインストールします。

https://desktop.github.com/

GitHubアカウントと紐付けてインストールできたら、GitHub Desktopの管理画面が表示されます。
先ほどGitHubで作成したリモートリポジトリが表示されていることを確認し、「clone〜」をクリックします。
clone（クローン）とはリモートリポジトリをコピーしてローカルリポジトリを作成することです。

ローカルのパスを任意で選択し、「clone」をクリックするとローカルリポジトリの作成完了です。

5.ローカルリポジトリにコミットする

ローカルリポジトリのディレクトリ配下にに、コミットするファイルを保存します。
今回は、READMEファイルを作成、コミットしていきます。
READMEファイルはそのプロジェクトの概要書のような役割のファイルになります。「README.md」というファイルを作り、概要を記載します。
保存すると、GitHub Desktopに作成したファイルが表示されるので、「Commit to main」をクリックし、コミットします。